こんにちは。
お元気ですか?
だんだん寒くなってきました。
寝るときは暖かくして寝たいですね。
そしてこういう映画をご覧になってはいかがでしょう?
イギリス出身の俳優、ダニエル・デイ=ルイスをご存知ですか?
徹底した役作りで知られる俳優です。
そのダニエル・デイ=ルイスの主演映画を2本ざっくりとご紹介しましょう。
両方とも実際にあった話を映画にしています。
「父の祈りを」では、ダニエル・デイ=ルイスは生きることに投げやりな若者を演じています。
悪いことは何でもやってしまいます。
その彼が故郷のアイルランドを離れ、イギリス本土に渡りました。
そしてたまたま近くにいたことで、パブで起きた爆破事件の犯人にされてしまいます。
冤罪です。
彼を救おうとアイルランドからやってきた父親も逮捕されてしまいました。
愚直な父親とぐれてしまった息子。
父親に反発しながらも、大切に思う屈折した愛情をダニエル・デイ=ルイスが痛々しいほどの感情表現で演じています。
そして父の思いを受けて、彼は冤罪を証明して無罪を勝ち取ろうともがきます…。
とってもいい映画です。
ダニエル・デイ=ルイスの演じる、チンピラ青年がとっても上手なんです。
引き込まれてしまいます。
父親役のピート・ポルスウェイトもとってもいいんです。
こちらではダニエル・デイ=ルイスは脳性麻痺により体が不自由な青年を演じています。
「父の祈りを」とは180度真逆のような青年です。
脳性麻痺の主人公が体が不自由なことで他人から知能が遅れていると誤解されていましたが、自由になる左足を使って字や絵を描くことを覚え、やがて認められるようになります。
体が動かせなくても、心は普通の青年です。
恋をしては破れて傷つき、苦しみます。
その青年の心の葛藤をダニエル・デイ=ルイスが見事に演じています。
恋に傷ついた主人公を母親をはじめ、父親、兄弟たちが支えます。
そして、彼は自分の半生を「マイ・レフト・フット」という本にまとめるのです。
車椅子に乗った主人公を演じる、ダニエル・デイ=ルイスが本当に上手なんです。
カメレオン俳優と呼ばれているようですが、まさにその通りだと思いました。
個人的にはどちらかというと、「父の祈りを」がおすすめかと思いますが、
ダニエル・デイ=ルイスのカメレオンぶりをご覧いただきたいので、「マイ・レフト・フット」もぜひ観ていただきたいと思います。
秋の夜長にダニエル・デイ=ルイス。
ぜひご覧ください。