こんにちは。
5月も終わりです。
この季節、虫たちも元気に活動を始めています。
でも中には人間にとって困るものもいて…。
チャドクガという蛾がいます。
チャドクガは成虫にも卵にも幼虫にも毒を持っています。
画像を載せると、頭に鳥肌が立つので載せません。
見たい方は検索してみてください。
チャドクガの幼虫がこの時期、卵からかえって椿やさざんかの葉を食べ荒らします。
厄介なのは幼虫で、体に生えている細かい毛に毒があり、脱皮した抜け殻にも毒があるのです。
死骸にも毒があるので注意が必要です。
幼虫の毒の毛が風に乗って飛んでしまうので、衝撃を与えることは禁物です。
この毛が人間の皮膚についてしまうと、赤いぶつぶつができて猛烈なかゆみに襲われます。
今はチャドクガを固めてしまうスプレーがあるそうです。
毛が飛び散らないように固めてしまってから、木の枝を切って処分するようです。
チャドクガの幼虫を駆除する際には雨合羽を着てゴム手袋をして、マスクをするなど極力肌の露出を抑えたほうがいいでしょう。
綿などの普通の素材の服だと毛が刺さってしまって、そのまま洗濯すると毛が他のものにも移ります。
本当に厄介なので注意が必要です。
チャドクガの幼虫の発生時期は5~6月と、8~9月の2回あります。
以前チャドクガの幼虫を駆除しようとしたら、一斉に頭をもたげてこちらをにらんで来たのでゾッとして怖かったです。
幼虫は危険を察知すると毒の毛をまき散らす習性があるそうです。
殺生は好みませんが、ご家族などが毛虫の害にあわないように、早めの駆除が必要です。