水神公園の桜

こんにちは。

せき不動産です。

陳舜臣著「中国任侠伝」には隠者についてこう書かれています。

「すぐれた才能を持ちながら、山野に隠棲したり、つまらない役目についている人間は、隠者とみなされた。

 隠者とは、なにかに怒りをもち、そのため世にあらわれようとしない人間である。だから、うわべは静かなようにみえて、実は激情家であることが多い。人間の激情こそ、この人間世界のエネルギー源にほかならない」

そして、隠者のような人物を求める人のことをこう書いています。

「志を抱く人物が客を集めるのは、それでもって一つの力をつくるためである。さらに、その力によって、なにごとかをなそうとするためなのだ。」

かっこいいです。

ますますおかしくなっていくこの世の中に、隠者は今こそ必要なのかもしれません。