こんにちは。
お元気ですか?
多摩川の干潟を舞台にしたドキュメンタリー映画「蟹の惑星」をご存じですか。
「蟹の惑星」には何種類もの蟹が出てきますが、その中の一種類、チゴガニを多摩川の干潟で見かけました。
チゴガニはとても小さな蟹です。
大体1.5センチくらいでしょうか。
多摩川の河口付近が干潮になり、干潟が姿を現すと砂地の巣穴から出てきます。
体の前面がきれいなブルーをして、はさみが大きいのがオスのようです。
チゴガニは砂の中の珪藻を餌としています。
砂ごと珪藻を口の中に入れ、珪藻だけ漉して取り入れて、砂は団子状にして出します。
チゴガニの作った砂団子が巣穴の周りに散らばっています。
そのチゴガニですが、ウェービングといって、はさみを上に振り上げて下すという動作をします。
メスのチゴガニが近くにいるときはその頻度も高くなるようです。
バンザイをしているようで面白いです。
「蟹の惑星」でもチゴガニのウェービングの様子が映し出されていましたね。
無数のチゴガニが一斉にウェービングをする光景は圧巻でした。
昨年の台風19号で多摩川が増水してからは蟹も数が減ってしまったようですが…。
映画「蟹の惑星」ですが、DVD発売の予定はあるのでしょうか?
蟹を研究し続けている吉田さんのこと、多摩川の自然を維持している生き物たちのこと、多摩川の土壌のこと、たくさんのことを知ることができます。
とてもいい映画なのでぜひ発売していただきたいです。