穴守稲荷のフランス惣菜店、プティ・コションのクロワッサンです。
クロワッサン 穴守稲荷

こんにちは。

お元気ですか?

せき不動産です。

アパートやマンションを借りる際、その建物に抵当権がついていることがあります(重要事項説明の際に抵当権について簡単な説明がされます)。

本日は「抵当権」について解説したいと思います。

抵当権とは

(例えば)貸主がそのマンションを購入する為、金融機関から住宅ローンを組んだとします。その際に金融機関がそのローンの弁済の保証として“その土地や建物を担保にする”ことをいいます。

これを抵当権を設定するといいます(不動産の登記簿に抵当権設定の登記が必要です)。

住宅ローンが返済されないと抵当権が実行されます

住宅ローンを返済できないと不動産は競売などにかけられることになってしまいます。

抵当権をつけた金融機関は優先的に弁済を受けることができ、また競売によってその不動産を落札した人は新しい所有者となります。

借主の賃借権はどうなるのでしょう

  • 抵当権の設定以前から住んでいる借主は賃借権を主張できます。
  • 抵当権の設定以後から住んでいる借主は、競落人に対し、賃借権を主張できず明け渡さなければならなくなってしまいます。
    ※ただ民法では変更後6ヶ月間は明渡しの猶予期間が与えられています(新しい所有者が貸主となって、新たに賃貸借契約が結ばれることもあります)。

最後に

抵当権が設定しているからこの物件を借りるのは危険だということではありません(むしろよくあるケースです)。金融機関からローンを組めるのは安全な貸主といえるかもしれません。

ただそういったリスクもあるんだ、ということを頭の片隅にでもいれておいていただければと思います。