こんにちは。
お元気ですか?
世界中でいろんな出来事があって、すべてを知ることはできないけれど、でもやっぱり知っていた方がいいことは、ありますね。
なんとなく耳にしたことはあっても、よくは知らなかったことも、やはりたくさんあります。
そんな物事のひとつでした。
映画「キリング・フィールド」を、見るまではカンボジアの内戦のことはよく知りませんでした。
クメール・ルージュとか、ポル・ポトとかの言葉は聞いたことはあっても、よくわかりませんでした。
「キリング・フィールド」は実際の話です。
カンボジアの内戦によって大量に虐殺された人達の埋められた場所なのです。
そういったキリング・フィールドがカンボジアには300ヶ所くらいあるそうです。
まあ、もう、とにかく残酷です。
人々は簡単に処刑されてしまいます。
そして生きている人は過酷な強制労働に従事させられるのです。
この「キリング・フィールド」に出てくるカンボジア人、プランを演じている俳優さんは実際にクメール・ルージュの恐怖政治を生き抜いた人なのだそうです。
このプアンのたどった過酷な運命が本当に強烈なのです。
虐殺された人々の白骨が累々と続く地獄のような風景。
これが実際の出来事だということに衝撃を受けます。
カンボジアだけのせいでこのような混乱状態に陥ったわけではなく、複雑な近隣諸国との関係や大国の思惑に巻き込まれたその果ての狂気の世界だったようです。
これを正しく理解するのは難しいのですが、少しでも知っておくことが大事かと思います。
カンボジア人助手のディス・プランを演じたハイン・S・ニョールの演技が素晴らしいのです。
この映画でアカデミー賞の助演男優賞を受賞していますが、彼が主役と言っても過言ではないと思います。
「キリング・フィールド」、ヒューマンドラマとしても秀逸です。
是非ともご覧ください。