こんにちは。
以前、スペインにあるキリストの絵を素人のおばさんが修復してしまい、元の絵とは似ても似つかないものになってしまったことがありましたね。
良かれと思ってやったのでしょうが、変に味のあるヘタクソな絵になってしまいました。
素人が勝手に修復してはいけません…。
フェルメールというオランダの画家をご存知ですか?
「牛乳を注ぐ女」だとか、「真珠の首飾りの女」などの有名な作品があり、日本でも大変人気のある画家です。
そのフェルメールの作品「窓辺で手紙を読む女」が修復されて、日本にやってくるそうです。
この絵が描かれた当時は郵便が発達し始めた頃だそうで、薄暗い部屋の窓辺で女性が手紙を読んでいます。
静かな趣のある絵画です。
ところがその絵を修復したところ、なんと、絵の中の壁からキューピッドの絵が現れたのです。
ひえー
結構な存在感のあるキューピッドです。
フェルメールの後の時代の人がこのキューピッドを塗りつぶしたのを、今回の修復により絵が描かれた当時の状態に戻したのだそうです。
キューピッドがいない方が良かったんじゃないか…。
塗りつぶした人のセンスが良かったんですね。
山田五郎さんも同じようなことを言っています。
なんか絵にギラギラした感じが出てきました。
この作品は来年1月に東京上野の東京都美術館で開催される「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」にやってくるそうです。
修復って難しいみたいです。