こんにちは。
お元気ですか?
作家の小関智弘さんは大田区のご出身です。
長年旋盤工として大田区の町工場で働きながら、作家との二足の草鞋を履いてこられました。
小関智弘さんの作品の多くは大田区の町工場が舞台となっているようです。
その中の「羽田浦地図」と「錆色の町」という二つの短編を元にしたテレビドラマが1984年にNHKで作られ、「羽田浦地図」という題名で放送されました。
二つの別の話を一つに組み合わせているので、少々くどいところはありますが、とても見ごたえのあるドラマに仕上がっています。
主演の緒形拳の魅力によるところが大きいかもしれません。
羽田の町の変遷を丁寧に描いています。
機械油のしみ込んだかつての町の風景が出てきます。
今でも大田区内のあちこちに町工場はありますが、たまに工場から機械を搬出しているところに出くわすことがあります。
廃業するのでしょうか?
小さな町工場が町から少しずつ消えて行っているようです。
「羽田浦地図」DVDも出ています。