ドキュメンタリー映画「タネは誰のもの」のチラシ

こんにちは。

せき不動産です。

「タネは誰のもの」というドキュメンタリー映画を観てきました。

監督は原村政樹、プロデューサーは元農林水産大臣で弁護士の山田正彦。

上映後に山田正彦さんのお話を聞くことができました。

種子法が廃止され、種苗法の改定がうやむやのうちにおこなわれて、施行されています。

そのことを良く知らない人がほとんどかと思います。

これは非常に大事なことで、本当なら慎重に議論して国民に丁寧に説明されなければいけないことです。

これによると農家は海外資本の会社の種や苗を買わなければいけなくなるかもしれません。

それが遺伝子組み換え、ゲノム編集のものであったらどうでしょうか。

遺伝子組み換え作物は、種と肥料と農薬とのセットで販売され、契約によって定められたすべての量の肥料農薬を使用しなければいけません。

その農薬は浸透性で洗っても煮ても落ちないので、そのまま私たちの口に入り、体内に残留します。

ラウンドアップという除草剤のグリホサートという成分はベトナム戦争で使用された枯葉剤と同じです。

アメリカではグリホサートが発達障害の原因であると証明されています。

また、ネオニコチノイドは殺虫剤ですが、私たちの遺伝子のオン・オフを切り替えてしまうそうです。

ラットを使った実験ではそれは親、子供の世代では表面化しませんが、孫、ひ孫の世代で表面化し、異常行動をとるラットが出てきました。

色々と疑惑だらけの種子法廃止、種苗法改定は本当に国益にかなうのでしょうか。

日本人をじわじわと兵糧攻めにしていくかのような、それどころか国全体を弱体化させていくのが目的なのではないかとすら思えてきます。

はっきり言って、外資による日本の農業の乗っ取りでしかないんじゃないかと思います。

日本の農業の乗っ取りは即、日本人の生き死にを海外資本家の手に渡すことを意味するんじゃないでしょうか。

いま、種子法の廃止が憲法に違反しているのではないかが裁判で争われており、3月24日に東京地方裁判所で結審するそうです。

憲法25条の、国民は安全なものを持続的に国から受ける権利があり、種子法廃止は無効であるとの主張に対して、裁判所はどのような判断を下すのでしょうか。

次世代に私たちはなにを残していけるのか。

生きていくうえで最も大事な「食べる」ということにもっと関心を持ってもいいのかもしれません。

日本を守るのは日本人しかいないのです。