こんにちは。
「ベルリン天使の詩」を観ました。
以前にこの映画を観た時は、はじめの方の白黒部分で寝てしまって最後まで観ることができませんでした。
しかし改めて観てみると、とてもいい作品でした。
「ベルリン天使の詩」はヴィム・ヴェンダース監督の1987年公開の映画です。
まだ東西に分かれていたころのドイツが舞台です。
若い人はご存じないかもしれませんが、第二次世界大戦後のドイツはベルリンの壁によって隔てられ、 西ドイツと東ドイツに分かれていたのです。
今からじゃちょっと考えられませんが、そうだったのです。
映画の中の荒涼としたベルリンの風景はまだ戦後を引きずっているようです。
主人公はブルーノ・ガンツ演じる天使です。
この天使が、おじさんというところがいいです。
図書館に大勢の天使が集って、さまざまな人を見守っています。
そして「刑事コロンボ」のピーター・フォークが本人役で出演しています。
そのピーター・フォークの役どころといったら、彼もまた…だったのです。
美しい空中ブランコ乗りのマリオン役の女優は、この映画のために空中ブランコを習ったそうで、映画の撮影終了後にはサーカスにスカウトされたそうです。
すごい身体能力ですね。
とても詩的で美しい映画です。
どうぞご覧ください。