こんにちは。
多摩川の河口付近、干潮時には干潟が現れます。
すると泥のなかから姿を現すのは、
干潟の泥に太陽の光が反射してキラキラしています。
よく見ているとそこで何かが動いているようです。
ヤマトオサガニです。
ヤマトオサガニは川の水が引いて干潟が現れると、泥のなかの巣穴から出てきて食事を始めます。
泥のなかの珪藻を食べているのです。
泥ごと珪藻を食べ、珪藻だけを漉して取り入れて泥は吐き出しています。
川が干潮から満潮へとまた潮が満ちてくると、蟹たちもまた巣穴の中へ戻っていくのです。
多摩川に生息している蟹の中には冬眠するものもいるようですが、ヤマトオサガニは一年を通してみることのできる蟹です。