こんにちは。
お元気ですか?
子供の頃に「おおきなかぶ」の絵本を読んだことはありませんか?
有名な絵本ですね。
かぶが抜けないのは、おじいさんが足で踏みつけてるからだ、とツッコミをいれる人もいるようですが。
「おおきなかぶ」はロシアの昔話です。
絵を描いているのは佐藤忠良という彫刻家です。
彫刻家なのに絵本の絵を描くという依頼を受けわけですね。
佐藤忠良は戦争に徴収されて旧満州に渡り、終戦後はロシアのシベリアに抑留されたという経験をしています。
そのシベリア抑留の経験からロシアの人物や風景を描いたようです。
新宿に平和祈念展示資料館という場所があります。
去年見学に行きました。
シベリア抑留に関する展示、旧満州へ入植した人たちの引き揚げに関する展示がありました。
そのときは実際にシベリア抑留を経験された方のお話をうかがうことができました。
見たり聞いたりしなければわからないことがたくさんあります。
終戦後に満州に取り残された方々は大変な思いをされたようです。
とくに女性に対する性暴力は残酷です。
様々な立場から様々な意見があるでしょうが、戦争は残酷です。
シベリア抑留と満州からの引き揚げを描いた漫画を無料で貰って帰りました。
漫画の内容もショッキングでした。
「おおきなかぶ」は長い間愛されている絵本です。
そして「おおきなかぶ」を見ると、シベリアのことを知るのは大事だと思うのです。